産業廃棄物のマニフェスト管理
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2018/05/07 ブログ

ビーフカツ不正流通事件と食品廃棄物

ビーフカツ不正流通事件から、もうすぐ2年になります。この間、行政や排出事業者の視察対応に苦労された方も多いのではないでしょうか。睦システムのある愛知県では、毎年6月と11月を「産業廃棄物の適正処理に係る指導強化月間」と定め、産業廃棄物処理業者及び排出事業者等への立入検査やパトロールを実施しています。


平成29年11月の「指導強化月間」では、立ち入り検査や不法投棄パトロール527件が実施されていますが、排出事業者への立ち入り件数は前年比1.5倍の122件、食品排出事業者に限って言えば前年比約3倍の40件となっています。事件以降の特徴としては、処分業者への指導監督はもちろんですが、排出事業者への指導監督を強化しているようです。


ビーフカツ不正流通事件では、不正流通に直接かかわった処理業者や食品卸売業者などが悪いのですが、排出事業者にも責任があります。これまで処理業者を中心に指導してきた行政もさすがにこれではまずいということで、排出事業者の指導を始めたのだろうと思います。排出事業者が厳しい指導を受ければ、当然委託先の視察をこれまで以上に厳密に行います。結果として処理業者に対する指導にもつながるわけですから、今後もこの傾向は続くのではないでしょうか。


この食品廃棄物というやつは、法律の定義の関係上、扱いが難しいと思います。難しくしている理由が、産業廃棄物に該当する場合の業種等の指定です。「動植物性残さ」は3業種から発生した場合のみという指定があります。ですから、指定の業種以外から排出されたものは産廃になりません。また、紙箱に入っているものもあります。紙も業種の指定等がありますから、食品廃棄物の場合は一般廃棄物に当たる可能性が高くなります。もちろん、紙は専ら物だからという理由では取り扱えません。かといって、一般廃棄物に該当したから自治体の施設に、と思っても受け入れしてもらえなかったりしますよね。スーパーで売れ残ったインスタントラーメンを考えてみれば、袋は廃プラ、中身の麺は動植物性残さ、じゃあ産廃なの?一般なの?と一筋縄ではいきません。「総体として」一般廃棄物か産業廃棄物かを考える場合が多いかと思いますが、行政のご担当者の方がなんとおっしゃるかですね…


さらに、お米やお米の加工品は「米トレーサビリティ法」の遵守が必要になります。製造・販売などかかわる事業者のすべてが対象となる法律です。廃棄する際にも記録が必要ですので、それを知らずに処理をすると、あとになって廃棄物関連部署に加えて農政局の方に厳しい指導を受けることになりますのでご注意ください。

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