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2020/02/12 ブログ

廃棄物処理施設技術管理者

kanrisha

先日、廃棄物処理施設技術管理者講習を受けてまいりました。
廃棄物処理施設技術管理者は、廃掃法において廃棄物処理施設を適正に維持管理するため設置が義務付けられています。産業廃棄物処理施設とは、廃棄物処理法で定められた一定規模の処理能力を備えている施設のことをいいますので、たとえば5t未満の廃プラスチック類破砕機しかないよ、ということであれば廃棄物処理施設に該当しないので技術管理者もいらないということになります。


で、この廃棄物処理施設技術管理者になるには、一定の条件を満たす必要があります。詳しくはWikipediaなどでお調べいただければよいのですが、廃掃法の施行規則第17条で定められています。

 

第十七条 法第二十一条第三項の規定による環境省令で定める資格は、次のとおりとする。
一 技術士法(昭和五十八年法律第二十五号)第二条第一項に規定する技術士(化学部門、上下水道部門又は衛生工学部門に係る第二次試験に合格した者に限る。)
二 技術士法第二条第一項に規定する技術士(前号に該当する者を除く。)であつて、一年以上廃棄物の処理に関する技術上の実務に従事した経験を有するもの
三 第八条の十七第二号イからチまでに掲げる者
四 前三号に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認められる者

 

技術士であったり、理系大学卒業+実務経験であったりと条件が色々ありますが、第十七条の四にある「同等以上の知識及び技能を有すると認められる者」、一般財団法人日本環境衛生センターが実施する技術管理者講習会を修了するとこの条件をクリアできます。


この講習は基礎課程と管理過程に分かれています。管理過程には受講資格が定められていて、この資格をクリアしていれば管理過程のみの受講で資格試験に臨むことが出来ます。条件をクリアしていない人であっても、基礎課程を受講すれば管理過程を受講できます。基礎課程には特に条件が設定されていません(20歳以上という条件はあります)。つまりは、この講習は誰でも受けることが出来て、合格すれば技術管理者になれるということです。

 

講習は神奈川県と福岡県のどちらかで開催されています。受講するコースにもよるのですが、基礎と管理あわせて10日間又は8日間です。遠方から受講する人は講習のお休みの土日もホテルに泊まって、2週間近く宿泊されている方もいらっしゃいました。詳しくは日本環境衛生センターのWEBをご覧ください。


さて、実際の講習ですが、結構眠くなります。教科書を忠実に読まれる先生もいらっしゃれば、実務経験を織り交ぜながらお話になる先生もいらっしゃいます。特に忠実に読まれる先生の授業は眠くなりやすい気がします。でも、寝てはいけません。この講習、ちゃんと勉強しないと不合格になります。


授業の中で、「特に大事なところなので」というような感じで、ポイントを言ってくれます。要は「試験に出ますよ」というポイントなので、そこを聞き逃してはいけません。基礎課程・管理過程共に教科書が1冊ずつあるのですが、全てを覚えることは大変です。もちろん、実務経験がある部分についてはそれほど難しく感じないと思いますが、ポイントにしっかりアンダーラインを引いて、それをある程度覚えておくことが合格への近道でしょう。


ある程度覚えておくというのは、出題が選択式(マークシートです)だからです。「次の5つの中から正しいものを選べ」とか、よくある形式です。記述式だと、かなりしっかり理解する必要がありますが、選択式なのである程度の記憶でも合格が可能です。ただ、ポイントをちゃんと復習しておかないと、不合格になります。「不合格にならないようになっている試験なのでは?」ということはありません。問題は難しいものも出ます。合格ラインは8割だったと思います。油断すると不合格になりますよ。


講習の最終日が試験です。その日から1か月くらいすると合否の知らせが届きます。合格していれば、認定証が入っています。

 

わたくしはちゃんと合格いたしました。なお、点数は発表されませんので何点取れたかわかりません。費用は結構掛かりますが、廃棄物に関する数少ない資格の一つです。しかも学歴不問ですので、皆様受験してみてはいかがでしょうか。

 

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