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2022/03/01 ブログ

許可手続き

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産業廃棄物処理業(収集運搬や処分)を行うには当然のことながら許可が必要です。許可の手続きにはお金以外に色々と書類を用意しなければならず、皆さん毎年大変な思いをされているのではないでしょうか。


処分許可と収集運搬許可を比べると、やはり処分許可の手続きの方が大変かなと感じます。もちろん、積替え保管があると保管量が気になりますが。


処分許可の更新の際に、変更事項が何もない、いつもの更新手続きであれば多少?気も楽ですが、自治体の担当の方が丁寧なお仕事をされる場合には、色々と指導されてしまいます。都道府県や事務所によって考え方などが違いますので、些細なことで行政指導される場合もあります。(些細と言って良いかどうかという問題もございますが・・・)たとえば、廃棄物の保管場所です。許可申請時に処分前保管や処分後の保管場所も書面に描かれていますので、土場で選別したばかりの鉄屑をたまたま置いていた、というだけでも怒られることがあります。許可申請手続きを実際に行なった方であれば、そんなことは当然であると思われるかもしれません。しかしながら担当者が退職して引き継いだばかり、なんて状態であれば、書面を作るだけで・・・ということもあろうかと思います。15条施設の場合、施設設置許可も関係してくるために、きちんとした図面をCAD等で作成しているかと思います。普段から、現場の状態が許可申請時の状態と乖離していないか、チェックすることをおすすめします。


また、意外とやってしまうのが軽微な変更を届けるのを忘れてしまうことです。もちろん、故意ではないのですが、機械の効率や作業の動線の関係でホッパーの位置をずらしたりとか、コンベアで投入する形で申請したのにコンベアを取り外したとか、許可申請時と細かいところが変わってしまうことがあります。改善という意識で行った行為が許可更新時に行政に指摘を受けるということになってしまいます。ちょっとしたことでも行政に相談しながら、業務改善を行なっていただきたいと思います。


処理機械で言えば、昨年とある都道府県での定例のチェック(許可業者に対する実地査察)の際に、許可に含まれていない破砕機で処理を行なっていたのが発見されたそうです。今回のケースの場合、事業停止や許可取り消しには至らなかったようですが、自治体によっては取り消し処分とする場合もあるので気をつけましょう。


収集運搬の許可で積替え保管がなければ、書類がちゃんとできていれば大丈夫かなというイメージがあります。ただ、忘れがちなのが車両の入れ替えです。産業廃棄物の車両は自治体に届けておく必要があるのですが、この届けた内容に変更があった場合、たとえば廃車した、新車を購入した、といった場合です。変更となる原因が生じた時から10日以内に届け出ることが必要なので注意しましょう。もし届け出るのを忘れていたら、正直に行政に相談することをお勧めいたします。運搬車両が登録されているということを、届出の控えで確認される排出事業者もいらっしゃいます。エコアクション21で、車両を購入した際の手続きを手順化するというのも良いかもしれません。

 

許可手続きは自社で行うという方も多いかと思います。行政書士に依頼する方も多いと思います。先日、産業廃棄物の手続きに慣れた行政書士の方とやり取りをする機会がありました。話してみて感じたのですが、処分業許可の手続きに慣れている行政書士は、廃棄物処理業者が望む方向で行政と打合せてくれるのだな、と思いました。行政書士は仕事として色々な自治体の色々な処理施設を担当していますので、行政担当者と交渉する際にも、他の事例を示しながら話を進めることができます。廃棄物処理業者自らが手続きを進める場合、費用は安く済むのですが、行政担当者の判断をいかに自分たちの主張に近づけるかという点において苦労するのではないでしょうか。どの事業者さんも許可手続きは一部の社員や社長自らでないとできないと思います。費用はかかっても、プロにお願いするというのも一度ご検討なさってはいかがでしょうか。


どうせ苦労して許可更新するなら、優良認定とってしまえという考え方もありかと思います。コロナで実地確認がなかなか難しい中、優良認定だから見に行かなくて済むというのがメリットとして見えてきたと思います。めんどくさい更新も許可期限が2年伸びて7年になるので、少し楽になります。


許可期限は意外とすぐやって来ます。皆さんの許可期限、更新忘れていないですか?更新したら、産廃WEBなどの内容もきちんと修正してくださいね。

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